緊張してないけど手汗が出てしまう原因とは?【手汗対策】

手汗の原因 健康関連

手汗は夏が多くなるイメージですが冬でも手袋の中が手汗でベタついたりして
多くの女性が手汗で悩んでいます。

緊張すると手汗が出ると言うけど、普段緊張していないのに手汗が出てしまう
・手汗がヒドくて恋人と手をつなげない。。。。
・人と握手するのが気まずい。。。

今回は手汗の原因と対策をご紹介していきます。

手汗の原因は?

手汗の原因

手汗は”手掌多汗症”(しゅしょうたかんしょう)と呼ばれています。

手掌多汗症とは、手のひらや足の裏などに汗を多くかく疾患です。
緊張している時や暑いときに手に汗が多く出ますが、緊張をしていない状態や涼しい時でも手にたくさん汗をかいてしまうこともあります。汗をかく量にも個人差があり、少し湿っている程度から、滴り落ちるほど大量に汗をかく人もいます。
手掌多汗症の原因として、手に分布する交感神経の活発化が関わっていると考えられています。交感神経は手の汗腺に作用して汗を出させる神経で、通常は緊張した時や、暑いと感じた時に活発化して汗が多くでるのですが、手掌多汗症ではこの交感神経が常に活発化しているために大量の汗をかいてしまうのです。なぜ手に分布する交感神経だけが活発化するのかはわかっていません。
手の汗腺そのものには異常はありません。
引用:加賀谷正クリニック

つまり、交感神経が常に活発化が原因だけど詳しくはよくわかっていないということです。
ただ注意してほしいのが

手のひらだけなのか、それとも全身なのかです。
もし、手だけではなく全身に多くの汗をかくようであれば
・「甲状腺機能亢進症(バセドウ病)」
・「褐色細胞腫」
・「更年期障害」

などの病気にかかっているサインかもしれません。

これらの病気が原因である場合は、手のひらを含め、あるとき急に汗の量が増えます。
また、ストレスや過労が原因で自律神経失調症になり、身体のほてりや微熱によって汗をかきやすくなることがあります。

手だけではなく、体に異変を感じている人であればしっかりと病院で診察を受けましょう。

手汗のセルフチェック方法

手汗 セルフチェック

手汗は自覚症状に合わせて重症度を判定できるセルフチェックが可能です。

汗に関する感覚には個人差があるため、客観的な症状が軽い場合であっても、不安なことがあれば医療機関で検査を受け、適切な治療を受けることをおすすめします。

手汗を含めた多汗症には症状の進行具合に応じたレベルがあり、以下のように分類されています。

診断方法
・ 最初に症状がでるのが25歳以下であること
・ 左右対称性に発汗がみられること
・ 睡眠中は発汗が止まっていること
・ 1週間に1回以上多汗のエピソードがあること
・ 家族歴がみられること
・ それらによって日常生活に支障をきたすこと
ガイドラインでは、過剰な手のひらの発汗が明らかな原因のないまま6か月以上認められ
上記2項目以上があてはまるものとされています。

手のひらの汗の出る量は、時間帯やその日の気温、緊張の度合いによっても異なりますが
目安のために次の3段階に分けられています。

レベル1:手が湿っている程度。触ると汗ばんでいることがわかり、光を反射して汗が光る程度。
レベル2:手に水滴ができて濡れており、見た目でも汗をかいていることがわかる程度。
レベル3:盛んに水滴ができ、汗が滴り落ちる程度。

多くの人は”レベル1”に該当する人が多いかと思います。
レベル1の場合は市販の医薬品などで対策することも可能ですが”レベル2”以上の人は医療機関の診療を受けるのをお勧めします。

自分でできる手汗対策は?

手汗対策 方法

手汗は症状が軽い段階であればセルフケアで対策できる場合があります。
自分でできる手汗対策としていくつかありますが、大きくは3つ挙げられます。

対策①:規則正しい生活を心掛ける
対策②:定期的にストレスを解消する
対策③:アルミニウム・ローションで汗腺をふさぐ

どれも簡単に取り組めるため、手汗が気になる方はすぐに試してみましょう。
オススメとしては①~③の順に試してみてください。

『規則正しい生活を心掛ける』というのは基本的なことですが
基本が重要ですし『定期的にストレスを解消する』というのも、手汗の対策以外にもいい影響しかありませんので①~③の順に対策していき、それでも治らない、手汗が気になってしまうのであれば
『アルミニウム・ローションで汗腺をふさぐ』対応をしていきましょう。

アルミニウムローションとは?
市販の制汗剤の主成分としても使われており、汗腺に炎症を起こして閉塞させて発汗を抑制する作用があります。
その効果は一過性で、継続的な使用が必要ですが、高い有効性が報告されており、日本皮膚科学会が作成した『原発性局所多汗症診療ガイドライン』でも手掌多汗症の治療に使うことが推薦されています。
参照:原発性局所多汗症診療ガイドライン

基本的には皮膚科などで処方してもらえます。
また、最近では通販サイトでも販売している商品も多く、いろいろな種類が販売されています。

市販で購入を検討している人は
『医薬部外品』なのか『医薬品』を確認して購入するようにしましょう。
医薬品と、医薬部外品または『化粧品』では役割が異なります。

医薬品であれば正しく対策をとれますが、金額も高くなるケースもありますので
重度の方でなければ『医薬部外品』で改善の役割を担うことも可能です。

医薬部外品で手汗対策を

手汗 クリーム

前段の『手汗セルフチェック』で”レベル1”に該当する人は医薬部外品
フレナーラ』がオススメです。

フレナーラ

「フレナーラ」は、手汗対策用ジェルで世界で初めてモンドセレクション受賞したり
テレビや雑誌で特集されるほど人気になっている商品です。

フレナーラの手汗ジェルはプッシュして手のひらにジェルを出すタイプの製品で直接手に触れるわけではないので衛生的な手汗対策商品です。

使い方は、朝と夜の1日2回、適量を手に取り、すり込むようにして手のひらに塗り込み使用します。
公式サイトでは、朝出かける前と夜寝る前につけるようにすると良いと記載されていますので
用法を守って使用しましょう。

また、出先で汗が気になったときに塗ることで手汗対策が取れるので、持ち運ぶのもおすすめです。
多くの手汗クリームには”塩化アルミニウム”が使用されていて、それが原因で肌荒れや痒みの原因になるケースが多かったようですが

フレナーラでは長く肌に負担がないように続けてほしいという思いで塩化アルミニウムを使用せずに
クロルヒドロキシアルミニウムという成分を配合しているので、肌が弱くて制汗剤が使えなかった人でもフレナーラなら使えるという意見もたくさんあるようです。

初回限定で850円で販売しているようですのでまずは試してみたいという方にお勧めです。
※2022年12月時点/キャンペーンは終了している場合があります。

過度な手汗は医療機関に相談を!

手汗 病院

今回は手汗が多くなる原因やセルフチェック方法、軽度の手汗対策などについてご紹介しましたが。
手は日常的に使う機会が多い分、手汗が増えるとさまざまな面で不便を感じてしまうものです。

手汗の原因は解明されていないことが多く
ストレスによる交感神経の異常発達が有力であると言われています。

手汗を防ぐためには、できるだけストレスをためないようにしたり、規則正しい生活を心掛けたりすることが大切です。
また、手汗で悩む女性は多く軽度であれば市販の医薬部外品で対策できますが
過度な手汗に悩んでいる方は皮膚科、または美容外科にカウンセリングに行きましょう。

美容外科と手汗治療は関係ないように思われますが、多汗症治療も行っている美容外科もありますので
ご自宅の近くの医院を探してみましょう。

タイトルとURLをコピーしました