集中したいなら休憩が重要?脳科学的な集中方法と休息方法

集中方法 ライフスタイル

集中したい時に限って集中力が途切れてしまう時ってありませんか?
やる気はあるのに集中できないと、もどかしく感じますよね。勉強も仕事も集中力が大事!
今回は『集中力』を高める方法と、そもそも『集中』とは何なのかを解説します!

自分を操る集中力は「脳の休ませ方」しだい

アメリカ国立衛生研究所

突然ですが、アメリカ国立衛生研究所のデータベースによると
マインドフルネス/休息法に関する論文数は、ここ15年で100倍以上

ここ数十年で『休息法』に関する論文がかなり増えており、なぜ増えてるのか?
その答えが『集中力』と大きく関りがあるんです。

統計的に有意な構造変化が見られた部位

集中力で脳が活性化

調べていくと『集中』すると8つの領域で脳構造に影響を及ぼすということがわかってきた

前頭極『メタ意識』

メタ認知とは
「自分の認知活動を客観的にとらえる、つまり、自らの認知(考える・感じる・記憶する・判断するなど)を認知すること」です。 自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれています。

感覚野/島『身体感覚への気づき』

感覚野
大脳皮質の頭頂葉中心溝の後ろ側の細長い部分。皮膚からの刺激を感覚神経を通して受け、感覚を生じる場所。

味覚、嗅覚、触覚、痛覚などに加え、報酬、社会的な痛み、情動、社会的情動、共感、内臓覚、内受容や自己意識にまで関係しているという仮説がある。 臨床的には、種々の精神神経疾患との関連が示唆されている。

海馬『記憶』

海馬
神経細胞の結合をつくる役割を果たしていると言われ、短期記憶から長期記憶へと情報をつなげる中期記憶を担う器官です。 日常的な出来事や学習して覚えたことは、いったんこの海馬にファイリングされ整理整頓してから、大脳皮質という部分へ保存されていきます。 つまり記憶を仕分ける司令塔

前帯状皮質/眼窩前頭皮質『自己・感情の調整』

前帯状皮質(ぜんたいじょうひしつ)
は、血圧や心拍数の調節のような多くの自律的機能の他に、報酬予測、意思決定、共感や情動といった認知機能に関わっているとされています。
眼窩前頭皮質
大きく外側部・内側部・眼窩部(OFC)に分けられるそう。OFCは喜怒哀楽の感情・動機づけ・それに基づく意思決定プロセスに、重要な役割を果たしているとのこと。
つまりストレス耐性にに関わる機能

上縦束

身体部位の位置を認識して、運動制御に貢献します。

脳梁

脳梁
頭の中心にあって,左右の脳(右脳と左脳)をつなぐ働きをしています。 脳梁を切ってしまうと,右脳と左脳の間の神経線維の連絡が断たれて,バランスよく働かなくなります。 脳梁の前の方にある膝部は,左右の前頭前野をつないで認知機能を支えています。 脳梁の中央の体部は,左右の運動機能を連絡します。

集中をすると上記の脳機能が活性化し影響を及ぼすことが分かってきたようです!

瞑想(集中)も、ぼーっとするのも集中?

集中力のイメージ

左のイラストはなんだか『集中』していそうなイメージがあり
右側のイラストは『まったく集中していない』印象を受けますよね?

実はどちらも等しく『脳科学的には集中している状態』らしいんです。
そんな・・・馬鹿な。。。と思いますよね。
どちらかと言えば右側のイラストは『ダラダラしていてやる気のない印象を受けます』が
『集中力』を高めるには必要な時間だったんです。

脳科学的【集中】の軸とは

集中力のイメージ

脳科学的には集中ではなく【アテンション】注意の対象と定義し考えていくようで
注意の対象を2軸で整理してみると上記の図になります。

縦:狭く範囲で集中 or 広い範囲で集中
横:内側の世界で集中 or 外側の世界で集中

上記の様に4分割して考えていきます。 
この大きく4つの範囲は『どの4象限も脳の使う部分』が異なるんです。

脳にインプットされている情報に広くアクセスすることが重要!!
世の中的に教育されない部分が実は重要になってくるんです。

Default mode network(デフォルトモードネットワーク)

Default mode network(デフォルトモードネットワーク)
ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動。脳の血流量の変化を可視化するfMRIを用いると、何もしない安静時にのみ、活動が活発になる脳の領域が複数存在し、互いに同期することが明らかになった。この活動はデフォルトモードネットワークとよばれ、自己認識、見当識、および記憶に関わる基本的な役割があると考えられている。

脳の原則とは

忘れる

脳の原則は【Use it or Lose it】

脳が最適化するためにシナプスを切り捨てていくシステムのことで
脳は使っているシナプスを強化し、使わないシナプスは物理的に切り捨ててしまうんです。
集中力を高めたいのであれば脳を休め『集中できる環境を作る』ことが重要なんです。

まとめ

集中力のイメージ

ごろごろしたり、ぼーっとしたり脳を休ませる時間が必要
ただしずっとゴロゴロはNG、バランスよくやることが大事!

結論:たまにはごろごろする時間も必要である

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